For fruit basket.mpg

感想書きたいのだがどうも上手く書ける気がしないので書かない方がいい気がしてきた。いつもが良い文章だとは言わない。ただ書き殴ってるだけなので。
しかしこの夢寐の感想はきっちり書きたいなと思って色々考えたりしたのが悪かった。脳みそ弱いのにな、何してんだ。要するに俺が言いたいのは大好きだということ。
良作、なんて感じじゃない。かなり濃い作品であると思う。流行の洗練された感じは無いけれど、時々ハッとするような演出、間のおき方、長い割にはダレない構成の良さ、全体的なメリハリのつけ方と良い、そして何よりもジンと心に沁みるような見終わった後の手触りと言おうか、気が立って周りの気配に敏感になってる時の様な高揚感があるのに何処か落ち着く感じと言おうか。それでは俺はまるでスーパーサイヤ人の状態に慣れた孫親子みたいで嫌なわけだが、要するに、「良い」という言葉の意味以上の思いがある。
ぷれみーならではの癖から来る温かみと、少々荒い感じがまた良い。そして何よりも構成が。このゲームはやったことはないんで何とも言えないのだけれども、グッと伝わってくる物語であって、辛抱堪らん。


結局書き殴りの駄文でいつもと同じになって一安心してるわけですが。
ベタ褒めな感じになってますけれども、最高!とか神!だとか軽々しくは、こういう場所じゃ言わんことにしているので、言いません。言いたいことは言いたい。とりあえず「凄い良かった!」に込められん思いを色々を詰め込めれるわけで、便利な言葉なわけです。
俺は日本人ですが八百万の神さんの思想は流石に無いわけで。が、良いものは良い、ということで神作品はいくつも心の中に持ってて良いと思いますが、正直この作品は所謂誰もが認める様な神作品―――例えばこんくるだとか、あじゅーるだとか―――と比べると似て非なるものな感じがする。似ている。狙ったのかどうか分からないから「違うといわれてもそれはそうだ、氏ね」などと言われるだろうがこの作品はそういう神作品に最近だと最も近いような気がした。また、似ているとは思わない連中も当然いるだろうし。
俺としては、会心の一撃なテキスト、この夢寐と言えばコレ、といった凄い印象に残るような展開も少々弱い気がする。
けれど、Noneさんや軍魔さんのように他と一線を画した現行作家の中で神と呼ばれる方々の作品の中にも無いものがこの夢寐にはあるのではないかと思った。聞けば、そこのDOMもあのDOMもそこの作家もここの作家もあっちの作家も、現行作品に満足はしているけれども、やっぱり懐かしがりついつい求めているものに近いんじゃないかなとか思った今日この頃。



うへ、書き終わって気付いた。ジャッパネットの親父が五月蝿い。テレビ切って寝よう。